私がこの教室を立ち上げた理由のひとつは、「今この瞬間の子どもたちを、ちゃんと見てあげたい」と思ったからです。
成長には個人差があります。早くできる子、時間がかかる子、それぞれに違いがあります。でも、「今の自分を認めてもらえた」「今の自分を見てもらえた」と感じられることが、子どもたちにとって何よりの自信になります。
あるとき、年長の女の子がリレーで転んでしまいました。泣きながらも立ち上がり、最後まで走り切ったその子に、周りの子たちが自然と拍手を送りました。
私はその時、「結果」ではなく「行動」に対して賞賛が起きる空間を作れていることに、少しだけ誇りを感じました。
そして、子どもたちはちゃんと“がんばり”を見ているし、感じ取っていることを改めて実感しました。
スポーツの勝ち負けは一瞬ですが、そこで経験した“心の動き”は一生残ると信じています。
この教室では、そういう「心が育つ場」を提供していきたい。
そのために、私たち大人も日々学び、共に成長していきたいと思っています。
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